8年目にしてやっと・・・

治療室高久の高久(たかく)です。

8年目にしてやっと達成したことがあります

開業当時は、畳に施術用の布団を敷いて整体を行っていました。

その際、手ぬぐいを使用していました。

毎朝起きて、前日洗濯をして干していたのを、スプレーのりをかけて、アイロンがけして出勤していたのです。

約1ヶ月ほど続けて、朝のこの時間は、別のことに使ったほうがいいな、と思いました。

心は別として、肉体に関しては解剖学と生理学にのっとって施術すれば、体は良い方向に変化します。
前日診させていただいたクライアントさんの、体のどこの筋肉が硬くなっていたのかをノートに書くと、その人その人の硬い筋肉同士のつながりが見えてきます。
これがその人その人の体のくせになっていて、おもしろいのです。
だったら次回来たときにここをゆるませよう、などと計画をたてます。

このようなことを、開業当時おこなっていました。

そこで、朝、乾いた手ぬぐいをスプレーして、アイロンかけてたたむ時間を、この調べる時間に変えることにしました。

当時、埼玉県の西所沢駅から歩いて10分ほどのところに住んでいて、ほんのたまに利用していた駅近くにある、『ラビット21』というクリーニング屋さんに頼むことしたのです。

10枚前後を頼んでいたのですが、ある日、たあいもない世間話をしていると、スタッフの方が、

「ところで、いつもたくさん手ぬぐいを持ってきていただいてるんですけど、何につかってらっしゃるんですか?」

と私に訊いてきたました。

大泉学園駅近くて整体をしていて、昔ながらの方法で施術しているのでどうしても必要なのです、と答えました。

現在はベッドで整体をしていますが、開業当時は日本の技にこだわっていました。

手ぬぐいを使わなくなった理由はこちらです

施術効果を上げるため、ベッドを導入しました!

思わぬ親切をしていただきました

日を改めて手ぬぐいのクリーニングをお願いすると、

こんなことブログで書いていいんでしょうか、

クレームが来たら消しますが、

受付のおばさんがいうには、

工場長から、連絡があり、正確な金額は忘れましたが、

なんと、

これまで一枚100円以上だったのを100円以下に負けてくれるというのです。

私は感動しました。

ありがたいと純粋に思いました。

田舎から上京してきて、様々な人に親切にされてきましたが、この件は格別です。

工場長とは、一度も会っていないのに、なぜ?

「え、いいんですか?」

「はい」

と笑顔で応えるおばさん。

それでご厚意に甘えることにしました。

さらに、クリーニングバッグまでいただきました。

↓8年も使ったら、こうなってしまいました(笑)

本当に感謝しています。

東日本大震災が発生

ところが、

それからしばらくして2011年3月11日。

そうです。東日本大震災が発生したのです。

今後地震が起こる可能性がじゅうぶんにあるので、注意してくださいとのニュース。

複数のクライアントさんから電話がありました。

ー明日は、やってますか?

「はい、通常通り、行います」

私は、自分自身に覚悟を決めるように伝えました。

次の日。

電車が止まっているので、歩いて行くことにしました。

まだ暗い、4時30分に出発したのを覚えています。

実は私、軽い方向音痴で、さて本当に9時まで着くだろうかと思いました。

リュックにおにぎりを入れ、歩き出します。

暗闇のなか歩いて10分もたたないうちに、空車のタクシーを見つけました。

昔から運だけはいいので、さっそく乗せてもらいました。

おかげ様で、無事治療室に着いたのでした。

この日来られたクライアントさんたちが、カロリーメイトとか、乾パンを下さったのが、強烈な感謝の気持ちとして残っています。

仕事終了後、治療室に泊まりました。

3泊しました。

引越しを決意

電車が動くようになって、家に戻り、散らかった部屋を片付けながら思いました。

今はきちんとしていますが、当時の私はだらしなくて、地震が起きても起きなくても同じようなものでしたが、それでも整理し、

( 引越しをしよう )

と、心に決めました。

今後いつ電車が止まるかわからないので、西所沢からの通勤は難しいと判断したのです。

大泉学園駅の近くで探していたところ、ちょうどいい物件がタイミングよくあり、決めました。

そして、最後の手ぬぐいを受け取る際、

「実は、大泉学園に引越しすることになりまして・・・」

「えーーー」

「さみしくなっちゃうーーー」

おばさん2人がそういってくれました。

正直、家族や親戚以外に私のことを思ってくれる人がいて、嬉しかったです。

「ええ、私もさみしくなります。ただ、また地震が起きて電車が止まる可能性があるので、引っ越さざるを得ないんです。タオルの料金をまけていただいて、ありがとうございました。本当にありがたかったです」

「先生、またこちらに用があったら顔だしに来てくださいね」

暖かい言葉をかけられて、ラビット21西所沢店を後にしました。

実は西所沢に従姉妹が住んでいて、会う時があるだろうからまたその際には菓子折りでも持って挨拶にいこうと思っていたのです。

従姉妹ですが、引越ししてからというもの、会うのはもっぱら池袋で、とうとう西所沢には行かずじまいでした。

5周年になったら行こう、7周年になったら行こう・・・とうとう10周年になっても行けませんでした。

実現したいことは紙に書いた方がいい

頭に浮かんだことは、朝書くようにしていますが、


やはり願望は紙に書いた方がいいですね。

頭で思っていても忘れるし、日々必ずやることが発生し、そちらに氣を取られてしまいますから。

ノートに書きました。

5月29日は曇りでした。

久しぶりに下り線の西武線に乗りました。

そして、西所沢駅で下車。

8年ぶり。

懐かしい。

ここから専門学校へ通っていたんだ、都内や地方の勉強会へ通っていたんだ、などと感慨深い思いがしました。

改札を出ると、がらりと風景が変わっていて、時の流れを感じざるを得ませんでした。

目の前のケーキ屋さんがなくなって、コンビニになっています。

西武選手も来ていると評判の焼き鳥屋さんもなくなっていて、代わりに大衆居酒屋になっています。

( もしかして、ラビット21も・・・ )

ついに実現す

そんな心配は杞憂に終わりました。

看板が見えてきました。

ここです。

懐かしい。

あのころと変わらない佇まい。

「こんにちは。すみません、急に訪れまして」

受付の女性スタッフは唖然としています。

当然でしょう。

(やはり事前連絡してからの方が良かったかな)

と思いながら私は、事情を話したら、わかっていただけました。

「駅前、だいぶ変わっていたでしょう?」

「そうですね。ケーキ屋さんと焼鳥屋さん、あと花の舞さんが別のお店になってますね」

などと世間話をしながら、時間が過ぎていきます。

安く負けていただいた工場長は退職されて、もう70歳を過ぎているとのこと。

そして、あのころのメンバーは誰もいないとのこと。

そうですよね。

いろいろ優しくしていただいたあの頃が、心の中によみがえってきます。

私は工場長と直接お会いして、お礼を申し上げたいと思っています。

許可をいただいて、記念写真を撮りました。


私がなにかこらえているような顔をしているのは、しゃがむ直前の姿勢をしているからです。
こうしないと、カメラに映らなかったんです(笑)

気づき・実現したいことは頭ではなく、紙に書く

今日の気づき。
『実行したいことは紙に書く』
やはり書いた方がいいですね。
忘れますから。
人間だもの(笑)