湿氣と体調不良の意外な関係

こんにちは!
本格整体院高久 大泉学園店 ・院長の高久(たかく)です。

梅雨に入り、急に蒸し暑くなり、まとわりつくような湿気が気になる季節になりましたね。

6月に入ってから立て続けに3名の初診の方が、「顔が熱いのに手足は冷たい」「暑いのに汗が出ない」といった症状で、病院では「異常なし」と言われた方が当院にいらしています。

まさに、今年の梅雨特有の急激な気温上昇と高い湿度が、私たちの体に大きな影響を与えています。

◾️「顔は熱いのに手足は冷たい」その原因は?

この「顔が熱いのに手足は冷たい」という症状は、体の体温調節機能がうまく働いていないサインです。

通常、暑ければ全身から汗をかき、体内の熱を外へ逃がします。

しかし、自律神経のバランスが乱れていると、この汗をかく、血管を広げる(熱を放散する)といった調整がスムーズにいかなくなるんです。

具体的には、

* 熱が顔や上半身にこもり、「のぼせ」や「ほてり」を感じる

* 一方で、手足の血管が収縮したままで、末端まで血液が十分に届かず「冷え」を感じる

* 体温調節に必要な発汗がスムーズに行えない

といった状態が考えられます。これは、自律神経の乱れ、特に交感神経が優位になりすぎていることと深く関係しています。

東洋医学では、このような梅雨時期の不調を「湿邪(しつじゃ)」と呼びます。
体内に余分な水分が溜まり、それが体全体の流れを滞らせることで、以下のような様々な症状を引き起こしやすくなります。

* 体のだるさや重さ
* 呼吸がしづらい
* 頭痛やめまい
* 肩こり
* むくみやすさ
* さらには気分の落ち込み

このような湿気や暑さによる不調を放っておくと、熱中症のリスクを高めるだけでなく、夏に疲れがドッと出る場合があります。。

当院では、脳神経(脊髄硬膜)の調整を中心に、首、背骨、骨盤のゆがみを丁寧に整えることで、自律神経のバランスを本来の状態に近づけます。

これにより、脳からの命令がスムーズに伝わり、内臓の働きや血流、リンパの流れが促進され、体内にこもった湿気を排出しやすい体へと導きます。

施術を受けていただいた方からは、「頭がスッキリする」「体がすぅ〜と軽くなった感じ」「息ががしやすくなった」といった声を多くいただいています。

ご自宅でも、簡単なケアを取り入れることで体調維持がしやすくなります。

①大事なのは、湯船にゆっくり浸かることです。
シャワーだけでなく、湯船に浸かってしっかりと汗をかくことで、体内の余分な水分が排出できます。

②体を冷やしすぎないこと。
人は沢水よりも冷たい飲み物に対処できていないと東洋医学では考えています。
冷たい飲み物は飲みたくはなりますが、控えめにし、体を内側から冷やしすぎないよう心がけましょう。

③体の側面の軽いストレッチ
特に、脇の下などリンパが集中する部分を軽く動かすストレッチすることで、体の巡りが良くなり、むくみやだるさの軽減につながります。

梅雨時期の不調は「季節のせいだから仕方ない」と諦める必要はありません。

適切なケアで体を整えれば、夏本番でも心身ともに快適に過ごせるようになります。

ぜひこの3つを生活のなかに取り入れることをお勧めします。

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