首がこる、痛い、苦しい・21歳女性 【症例】

清瀬市からRさん(21歳・女性)がお見えになりました。

おとなしく、静かな雰囲気のRさんに問診をしたところ、
中学生のころから首がこって、辛い思いをされてきたそうです。

現在大学生で、やはり授業とか自宅で本を読んでいると、こってきて辛いそうです。
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なるほど左に強く傾いています。
これでは無意識に、左に倒れないように首と肩に力を入れざるを得ません。

仰向けに寝ていただいて、両手を上げる検査をします。
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左腕が伸びにくくなっています。
つまり、左側の背中の筋肉が硬くなっているということです。

次に、うつぶせになっていただいて、
両足を曲げる検査をします。
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若干、右足が曲がりにくくなっています。
これは、右足に体重がかかる事が多いということです。
そんなにひどく差はありませんので、
Rさんは、上半身が特に緊張状態にあるようです。

首を前後左右に動かしていただきました。

痛くて後ろにそれないようです。

左右もあまり倒れません。
こって、首まわりの筋肉が硬くなっているのが原因です。
これは、いくら揉んだり押したりしてもとれません。
そんなことをすると、
かえって次の日に、首が動かなくなる場合があります。
ですので、手技研系の技で、背骨をまっすぐにしながら、
自然に筋肉がほぐれていくようにしむけた方が良いと判断しました。

とにかくこの状態では、学生生活を楽しめないでしょう。
バランスをとり、首に負担がかからない姿勢にすることを、
第一に考え、整体施術を開始しました。

整体が初めてだそうです。
病院以外の医療機関にきたのは、ここが初めてとのこと。

「初回は、少し痛いかもしれません」

と、私は前もって言いました。
最初に伝えるのと、伝えないのとでは、
痛みの感じ方が違うからです。

えっという表情のRさん。

「痛いといっても、10秒ぐらいです」

今度は、ほっとした表情に変わりました。

それでも不安そうでしたので、

「今まで、泣いた人もいませんから、大丈夫ですよ」

と、つけ加えました。

すると、笑顔に変わりました。

緊張状態で施術を受けるのと、
リラックスして施術を受けるのとは、
効果がまるでちがうので、Rさんは整体になると、確信しました。

施術を開始します。

背骨、骨盤、股関節をつないでいるインナーマッスルの調整をします。
ここは痛くて、多くの人が声をだします。

「ちょっと痛いですよ」

私はあらかじめ声をかけました。

「はい」

………。

「痛くないですか?」

「そんなに……」

どうやらRさんは、痛みにつよいタイプのようです。

最後のしめに、手技研系の技を使い、背骨をまっすぐにします。

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短かった左手が、右よりも長くなりましたが、
左側の緊張が強かったので、このぐらいがいいのです。

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両足も左右均等に曲がるように調整しました。

立ち上がると、Rさんが、首を前後左右に動かしました。

「あ、うごく………!」

目を大きくして言います。

施術を終えて、良い方向に向かっているクライアントさんを見るのは、
何回見ても気持ちがいいものです。

真面目に整体を追究してきて良かったなと思う瞬間でもあります。

「玄関の方に向かって歩いてみてください」

静々と、Rさんは歩いて行きます。

「あ、まっすぐになった気がします」

「気がします(笑)」

つい私は笑いながら答えました。

自分の姿は見えませんからね。

これは、写真を見て頂ければ納得がいくでしょう。

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「あ……」

うれしそうな声をです。

どうして首がこっていたのかを説明してから、
左の背中の緊張が強いので、数日後にまた歪む可能性があるので、
後日近いうちに来室してください、とRさんに伝えました。

明るい笑顔で、Rさんは、施術院から出て行かれました。

首がすっきりするって、気持ちがいいですからね。

PS.
この日、Rさんは、傘を忘れて帰られました。
私が気がつかず、申し訳ない思いで連絡をすると、
置いておいてください、とのこと。

雨模様で、天気がいい日は、傘の忘れ物が多いのです。
今後はより注意しようと決めました。

すると、ある発見がありました。

それは、傘立てに、1本傘をたてて置くと、
誰も忘れていかない、という発見でした。
Rさんの2回目の来室日まで、忘れて行ったクライアントさんはゼロでした。

ということで、[治療室高久]では、
晴れの日でも、傘立てに傘をたてておいているのです。

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