自己肯定感と姿勢の関係

心が疲れた方々

昨年、練馬区大泉学園の整体・治療室高久の10周年の年、初診でいらした方の多くが、自律神経失調症やうつ病的な症状を抱えていらっしゃるのは、以前のブログに書いた通りです。

森田療法創始者の森田正馬先生の本に、時代が移り変わる時、神経症の人が増える、という意味のことが書かれていましたが、平成から令和に移り変わった今は、まさにその時期かもしれません。

ほとんどが、首痛と頭痛、頭がボーッとする、息苦しい、不安でなにかに手をつけられない、という症状でした。

身体が整えば、心も整いやすくなります。
身体の健康は、心の健康でもあるのです。

自己肯定感を上げることが必要だといわれていますが・・・

そして、ネットや本などで、どうすれば心の状態がよくなるのかを調べられていましたね。
その結果、自己肯定感をあげることが大事だということに、気づかれている人が多かったです。

北原さん(43歳・女性)もその一人です。
勤めている会社の産業医に、鬱の手前ということで、お薬の服用をすすめられたそうですが、他に方法がないだろうかと当治療室を探していらっしゃいました。

ちょっとミスしたり、忘れ物をしたりすると、
(私ってダメだ)
などと勝手に自分で自分を責めると当然おかしくなります。
教科書通りに書くと、そのままの自分を受け入れて、自分そのものに価値がある、という感覚を高めていく必要があるのですが・・・。
でも実際、不運な状況に陥っている人は、自己肯定感を高めるどころではなく、これからのことをどうするかで頭が緊張感でいっぱいです。

姿勢も斜め下を向く姿勢になっています。

自分でやってみたらわかりますが、人は下を向いて、明るい未来を想像できません。

これらを解決する一番いい方法は、なにも考えずに頭のなかに思い浮かんでいることを、そのまま書く、という方法です。
これは以前私もやっていました。
頭のなかに浮かんでいることを書くと、スッキリします。

モーニングページをお勧めします。
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現在はバレットジャーナルにして行なっています。

今日やったことを、3つ書くだけの、できたことノートもおすすめです。

できたことノート
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とにかく、自分を第三者的に見るようにすると、人間は落ち着きを取り戻します。
これは心理学ではメタ認知と呼ばれています。

あまりに疲れると何もやれない

私は北原さんに、

「整体で、下を見ない姿勢、そして呼吸が入る体にさせていただきますが、ご自分でやっていただきたいことがありますが、よろしいですか?」

そう言って、頭のなかに思っていることを、紙に書く、という方法をお伝えしました。

すると、

「すみません、もう紙をだして書くという行為を想像すると、頭の中がもやもやして想像するだけで疲れるんです」

相当疲れていらっしゃってるようです。

「今日できたことを3つ書くだけのやり方はいかがですか?」

「ごめんなさい、家に帰ると、もう何もやるにも手がつかないんです」

「家に帰る前にやったらいかがですか?」

北原さんは笑いました。

ジョークに笑えるだけまだ余裕があるので、良い方向にむかう可能性があります。

無理強いをする必要はありません。
北原さんは、ゆっくりと休むことが必要のようです。
初回は、体のバランスをとり、脳の緊張をとる施術をさせていただきました。

やる気がでる体にさせていただくことはできますが、
行動するのはその人本人です。

アマゾンで自己肯定に関して評価の高い本を、スマホの買い物カゴに一旦入れて、大型書店に足を運びました。

「ジュンク堂池袋 写真」の画像検索結果
photo出典: 清水弘文堂書房

池袋のジュンク堂書店は、椅子まで用意しているので、すごいですね。
じっくり読んで選んでください、という懐の深さを感じます。

アマゾンで高評価の自己肯定感を高める系の本には、共通点があります。

それは、自分を客観的に観るようにするメソッドばかりということ。

瞑想して過去の自分へ問いかけしたり、自分を高い空から見下ろしているイメージするとか、今日あったことの事実だけ書くとか、やり方はそれぞれ違いますが、自身を第三者的に観る事ばかり。

やる気のない人へのメソッドとは?

ただ、北原さんは、何もやりたくないとのこと。
メソッド探しでは意味がないのかもしれない。
意味がないことだけわかっただけ、ここに来た価値はあると思い、
リストアップした本を本棚に戻しにいくと、ある本が目にとまりました。

「自己肯定感の高め方」。ズバリそのままの題名です。

目次を読むと、メソッドらしいことはありません。
棚に返そうとしたら、最後の方にありました。

あまりに簡単すぎて、日常で見逃していたこと

(え? こんな簡単なことで?)

しかし、疲れきっている北原さんには、本当に簡単でないとやれないので、この方法が合いそうです。

そして、私が独自に研究している言霊(ことだま)の、あるやり方と似ています。
言葉と体は連動しているので、いつか発表しようと思っています。

(この方法と整体の技法をミックスしてみよう)

さっそく、次回いらしたときに、この本に書いてあることを、私なりにアレンジして行なってみました。

まず術前の検査で、立っている北原さんを、後ろから押します。

ぐらっとして視線が安定しません。

今度は、本に書かれている『あること』をしてもらいました。

そして、再度うしろから押します。

すると北原さん、

「あれ? 動かない? 何ですか?」

私は言葉にはエネルギーがあって、昔から言霊といわれているということ、
このように言葉ひとつで体の軸が強くなったり弱くなったりするので、日常使う言葉を選んだ方がいいですよ、ともアドバイスしました。

そして、なにもしたくなければ必要最低限のことだけして休んで下さいとも伝えました。

人は、やりたくない動きたくない時期を過ぎると、無性に活動したくなる時期が必ず来るからです。