文京区よりNさん(20代女性)がお見えになりました。
椅子に座っている時間が長いそうで、症状の欄に、
・首のこり
・スカートが回る、歩きづらい
首のこりは、よくある症状です。
パソコンが普及したせいか、
首がこる症状のクライアントさんが増えました。
スカートが回る、歩きづらいというのは、
Nさんのお体が、左に体がねじれているからです。
これは、施術院に入ってくる動作でわかりました。
問診で、バスケットボールが趣味で、
毎週練習をされているとのことでした。
(その疲れが取りきれていないまま疲れがたまり、現在の症状になったのでは?)
今日もこれから練習だそうです。
私の施術院に訪れる方は、なぜかバスケをされている方が多いです。
ほとんどです。
だれか一人ぐらい、
アイスホッケーの方がいらっしゃっても良いと思うのですが。
整体施術前の状態は、右肩が下がり、やはり左に体がねじれています。
このねじれが、スカートがくるくる回る原因です。
検査をします。
まず、うつぶせになっていただいて、
両膝を曲げます。
左膝が曲がりにくくなっています。
左足に体重をかけている、ということがわかります。
次に仰向けになっていただいて、両手の長さの検査を行います。
左手が伸びにくくなっています。
左側の腕、背中が緊張しているということです。
さて、施術に入ります。
スポーツをされている方は、誰もがそうですが、
反応が早いです。
立ったままでの軸の調整をしたところ、
より重心が安定し、Nさん自身、大きな驚きの声をあげていました。
10人中8人は驚きますね。
その後の施術でも、良い状態に変化するのが早く、
やはり日頃体を動かしているというのは、良いことだと思いました。
むろんこれは、スポーツだけではなく、体操をしている人でもそうです。
両膝が同じように曲がり、前後軸が整いました。
これで、両足に体重が均等にかかっていることになります。
両腕の長さが揃いました。
これで、背中の筋肉が左右均等になり、上半身が整いました。
これに連動して、下半身もさらに揃うことになります。
「立ってください」
右の肩の下がりが改善され、首の負担がかなり減っているはずです。
これをきっかけに、左の体のねじれも、まっすぐな定位置にもどります。
「歩いてください」
「お〜〜〜〜!」
スポーツをされている方は、おしなべて皆明るいです。
施術前と、施術後の違いが、Nさんの声を通して伝わってきます。
「首はどうですか?」
前後左右に動かすNさん。
「楽です!! なんか変な感じです」
ねじれた体が普通に感じていたので、
まっすぐになりつつ体に違和感があるのは当然のことです。
やはりNさんは、体の感覚に敏感なようです。
その後施術の解説をして、ねじれが強いので、
できれば今日の練習は休んだ方が良いと、アドバイスをしました。
まっすぐな感覚がなじむまで、2日ほどかかるからです。
今日バスケをしたら、なじまなくなる可能性があります。
「わかりました! 今日は休みます!!」
素直にNさんは受け入れ、明るく帰って行かれました。