練馬区大泉学園の整体・本格整体院高久 大泉学園店の高久です。
今年のテーマは「技の熟成」でした。
おこがましくも、どこをどうすれば体がどうなるか、というのはわかりますので、
いかに無駄のない良い刺激を入れるか、ということを考えていました。
そこで、カタカムナ文献の研究者で魂合気(たまあいき)という独自の合気道の流派の長である大野朝行先生に習いに行きました。
大野先生から技をかけられると、気持ちがよく無抵抗に投げられるのです。
これを施術に応用すれば、クライアントさんがリラックス無抵抗状態になり技が今まで以上に決まるはずだと考えました。
指導されたのは、特に立ち方です。
今年の3月に、
「宮本武蔵が五輪の書に書いてあるように、腰を立てているのがいいんだよね」
とアドバイスを受けましたが、なかなかできませんでした。
私的にはヒップアップし、それに連動して胸が広がるのが良いと感じ、それを実行して、クライアントさんに指導してきました。
運動能力に優れる黒人選手はそのような体です。
ところが日本人は外人と違って、いかに効率良く体を動かすかを工夫研究されてきたそうです。
「尾てい骨を地面に刺して、体を地球にゆだねるんだよね」
ただそれだと、どうしても猫背になってしまいます。
試行錯誤して、春から秋にかけて、施術院まで下駄通勤をしました。
昔の日本人は、親指で地面を蹴らなかったそうです。
確かにその動きをすると、疲れません。
日常生活も意識して親指に力を入れないでいると、疲労がいつもの半分になりました。
このブログを読まれているあなたも、一度足の親指に力をいれない生活を試してみてください。疲れないし、かかと重心になることにより、心が落ち着きます。
それでも腰を立てる立ち方ができませんでした。
途中、武道は相手をやっつけるのが目的だから、健康とは違うのでは、などと考え、挫折しそうになりました。
立ち方がわかったのは、12月に入ってからです。
なんでもそうですが、頭でわかっていても、体で覚えるのは時間がかかりますね(笑)
やっとできるようになりました。
かかとに乗り、そのままだと倒れますので、胸の骨を突き出す。
そうすると、地面と、いや地球と一体になった感覚になるのです。
とても気持ちがいいです。
明らかに施術の質が変わってきたのがわかります。
変な言い方かもしれませんが、一人で施術しているのではなく、地球と一緒に施術しているなんとも言えない安心感があります。
そして技を受けているクライアントさんから一緒に健康に向かって進んでいる実感もします。
ですので、充実した1年だったと思っています。
来年度は、さらに精進します。
話は変わりますが、私の施術の技がマニアックすぎることがあり、うまく話が伝わらない場合が多くあった1年だった気がします。
来年2017年は、技を磨くと同時に、『わかりやすく相手に伝える』をテーマに生活していこうと思っています。
それでは皆様、今年も大変お世話になりました。
良いお年をお迎えください。
我慢するだけ回復が遅くなります。迷わず今、お電話ください。
TEL: 03-5387-6739