※本人の希望で仮名にしています。
※実際にあった出来事ですが、同じような結果になることを保証するものではありません。
体の回復が早い人と遅い人がいます。
私はやるべきことをやるだけですが、本人の意識によってかなりの差が出てくるのを感じています。
腰痛の治療と妊活整体を受けに来た女性
「結婚してから3年経っても、なかなか子供ができなくて・・・。仕事柄腰痛でこれも治していただいて、子供ができる体に整えていただけたらと思いまして…。」
と、長崎美優さん(34歳)はいいました。
4年間お子さんが授からなくて、体を整えたいということで来院されたのです。
歯科衛生士ということで慢性的な腰痛もあり、こちらも良くしたいとのこと。
私は、体が良くなるのは、Googleのレビュー欄にも書いていますが、受ける方の力が半分、私の力が半分と考えています。
体をプラスに向かわせる生活指導を伝えました
私は長崎さんに、現在の症状は、これまで生きて来られた結果ですので、まず睡眠、食事、ストレスの対処法、体を壊さない動かし方を変えていただくことが必要ですと伝えました。
主に腰に負担をかけない動かし方をレクチャーしました。
これを頭ではなく、体で覚えることが大事です。
また、お子さんが授かりやすい生活習慣を夫婦揃って行うことを重ねて伝えました。
そして、
「治すのは長崎さん、あなたなんです」
という意味のことを伝えました。
生活習慣を変えるということは、すごく大変なことです。
潜在意識下で脳が(これまで安全に生きてきたのに何故変える必要があるのだ)と、拒否するからです。
習慣を変えるのは、21日かかると言われています。
逆に考えれば21日で習慣は変わるということです。
長崎さんは、こちらが伝えた生活習慣の改善に、真剣に、取り組まれました。
深刻ではなく、真剣に考えて取り組んでいました。
深刻と真剣では全然ちがいます。
眉間にシワを寄せて悲劇のヒロインぶっているのは真剣ではなく、深刻といいます。
真剣な人は明るい人です。
「前は仕事中腰が痛くなることがあったんですけど、前10ぐらいだとすると今半分ぐらいになって5ぐらいかなって感じです」
「前は残業になると、疲れてやだなーって思っていたんですが、気がついたら別になんとも思わなくなりました。スタミナがついてきたんですかね!?」
と明るい声で教えてくれました。
来院するたびに、少しでも良くなったことを報告されるのです。
プラスの面を見つめるか、マイナスの面を見つめるか
なかには、まだこうすると腰が痛い、などといって、イナバウアーみたいな日常ではありえない格好をして訴える人もいます。
どちらが幸せな人生を送っているのでしょうか?
私は長崎さんのように、小さなことでも、良いところに視点をおく人だと思っています。
逆に悪いところを探す人は、完全に良くならないと幸せを感じないわけなので、それまでずっと不幸と言えるでしょう。
振り返ってみると、日々クライアントさんから、どう生きれば幸せになるのかを教えていただいています。
整体施術はどうしても期間と頻度が重要です。
来院されるのは大変だったことと思いますが、治療計画どおりにきちんと通っていただきました。
妊活整体で、当院の検査でどこも悪いところがなくなって、卒業した際、長崎さんは、こんなことを私に話しだしました。
初めてクライアントさんから提案されたこと
「実は、私、父が子供の頃に亡くなって、すごく貧乏してたんです。母がすごく働いてくれて…。母に苦労をかけたので、母に先生の整体を8回分受けさせたいんです。なので、母にスケジュールを聞いて連絡をします」
そして、8回分の施術料金を置いて帰られたのです。
私は、目頭が熱くなった。
お母さんがいらした際、呼吸器が疲れていたので、背中と首をゆるめる施術をさせていただきました。
もちろん、自分の母を診るように。
もっともこれは、ある人から、
『年配の男性が来院したら、自分の父親のように、年配の女性が来院したら自分の母親のように施術しなさい』
と、ある人に言われたことを実行しているだけですが。
(長崎さん、生まれてくるお子さんも、きっと良いお子さんに違いない)
私は主に、首と骨盤、そして脳からホルモンがでるところを正しい位置にもどるように整体させていただきました。
なによりも冷え性でしたので、体質を改善させる整体テクニックも入れて施術させていただきました。
願望を叶えるヒント
やることやったので、あとは天に任せるのみです。
願望実現のことがいろいろな本で書かれていますが、軽い気持ちのほうが叶いやすいです。
結果、自然分娩で、見事に男のお子さんを授かりました。
現在1歳7ヶ月だそうです。
また、美優さんは、人間的にも素晴らいと感じてますので、私は心から祝福させていただきました。
お子さんは元気に院内で遊びます。
きっと素晴らしいお子さんに育つことでしょう。