ママ泣かない泣かない 

今日練馬区より、大泉学園の整体・本格整体院高久 大泉学園店へ妊娠7ヶ月の丸山鏡子さん(仮名・31歳)が、お体のメンテナンスでお見えになりました。

初診は去年の秋で、お友達の紹介でいらっしゃいました。

そのとき、こんな会話がありました。

電話がかかって来たのでとると、

ー友達の権藤さんからこちらを聞いて電話しました。実は右の足の付け根が痛くて…。どこにいっても良くならないんです。

「大丈夫ですよ。いらしてください」

権藤さんとは、産後の骨盤矯正を夏に受けにこられたクライアントさんです。

日にちを調整してから、

ー子供を預けることができなくて、一緒に連れていってもよろしいでしょうか…

と、遠慮がちの声。

私は迷った。

開業当時、幼児の男の子が、施術院内を走りまわり、消しゴムを口にいれたりで、ヒヤリとした経験があったからだ。
走り回ったり、何かちらかしたりするのは子供なのでそれは大丈夫だが、何かあったら責任をとれない。
それ以来幼児連れはご遠慮していただいていた。
もちろん保護者同伴でしたらOKですが。

だが現在、電話の向こうの女性は、右足の付け根が痛くて足を上げるのも辛いとのこと。これでは当然育児も辛いに違いない。
権藤さんの友達ということから、20代後半〜30代ぐらいと思われる。
これから長い人生、ずっと痛いままというのも辛すぎる。

「女の子ですか?」

と、私は訊いた。

女の子だと、まずおとなしいので、ヒヤリとすることはないだろう。

ー男の子です…

(男の子ですか…)と、ちょっと落胆しながら私は、

「何歳です?」

ー9月で2歳になったばっかりです。

「おとなしいですか?」

とかさねて訊いた。

ーおとなしい方だと思います。

「あ、そうなんですか」

私は、胸が軽くなる思いがした。
しかし、男の子でおとなしい2歳児はみたことがない。

おとなしいですかと訊きながら、
おとなしい2歳児はみたことがないという自分の矛盾を感じながら私は、

「走り回ったりしませんか?」

と尋ねた。

ー電車が好きで、そのおもちゃで毎日遊んでいます。

私は、施術院内の一角でおとなしくおもちゃと戯れている幼児を想像した。

「それではいらしてください。ただ、きつい言い方になるかとは思いますが、お子さんに何かあったときは、大変申し訳ありませんが、責任をとることは難しいのですが、よろしいでしょうか?」

ーはい、大丈夫です。

しっかりした返事。
本当に手のかからないおとなしい息子さんに違いない。

そして最初の施術の日。

私は、消しゴムはもちろん猫のフィギュアなど、
幼児の口に入りそうな物を、すべて片付けた。

現れた男の子は、ケンタくん(仮名・2歳)といい、目がクリクリしてかわいい。

その子を見ながら、

(もしあの時○○子さんと結婚していれば、私にもこのぐらいの子がいたのかも知れない)

と、私の胸のどこかが痛んだ。

さてケンタくんだが、お母さんにベッタリである。

無理もない。知らないところに初めて入ったのだから。
3歳までは、思い切り甘えて育てたほうがいい。

施術を開始しても、列車のおもちゃは待合室に置いたまま、お母さんから離れない。

さかんにお母さんに、

「いたい?いたい?」

と何回も聞きます。

そのときの丸山さんは、右の股の筋肉が硬くなりすぎていて、それを解きほぐす施術をしていたのですが、痛がっていました。

(優しいお子さんだな)

と思いながら施術していたのを思い出します。

走りまわったりしないで、ずっとお母さんについていましたので、無事施術を終了することができた。

さて、今日。

言葉もだいぶ話せるようになり、服を脱いだり靴も履けるようになっていました。

子供の成長は早い。

鉄道模型には興味がないようで、本日は施術院内を元気に走り回るようになっている。
しかし走り方をみても、無茶をしない走り方なので、私は安心して整体施術に専念できた。

そしてケンタくんはお母さんに話かけます。

最初私に、「ちゅうしゃしないで」と言いました。

注射は痛いですからね(笑)

丸山さんは今日も無事整体施術して、お帰りになりました。

ケンタくんはあまりに走り回ったせいか、汗をかいてお帰りになりました。

我慢するだけ回復が遅くなります。迷わず今、お電話ください。


TEL: 03-5387-6739

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