練馬区大泉学園の本格整体院高久 大泉学園店(たかく)です。
私のブログの熱心な読者なら、魂合気(たまあいき)という武術を整体にとりいれているのをお分かりでしょう。
▲大野朝行先生と
大きな発見がありましたので、書いてみたいと思います。
さて、
カタカムナ文明研究者で魂合気創始者の大野先生から、相手を観るときは、
「密息(みっそく)という、息を吸っているか吐いているか分からない呼吸をして、相手の頭のてっぺんから足元まで全体を観るんだよね」
と教わった。
さあ、この密息ですが、習得するのが大変でした。
今でも工夫改良中ですが。
テーマ与えられて、それを自分なりにああでもない、こうでもないとやっていくのが、私には合っているようです。
なぜ呼吸を、相手に分からないようにやるのかについては、たぶん吸っているときは動きが鈍くなっているし、攻撃を受けるとダメージが大きくなるから、だけだと思っていました。
さて、どう大変かというと、やってみればわかるのですが、呼吸困難になります。
仕事中はなんでもないのですが、仕事終了後、スーパーで買い物中、頭のなかがチラチラ暗くなり、ちょうどテレビ番組がすべて終了後にザーッとなりますが、ああいう状態に頭がなり、2回ほどしゃがんだり、魚介類の陳列棚に手をついて意識がもどるのを待ったりしました。
原因は、どうも私の姿勢が反り腰だったようです。
大野先生から反り腰を注意され、昨年、下駄を履いて通勤して、腰を丸めるように立つと、密息が急にやりやすくなりました。
そして、この本が大変参考になりました。おすすめします。
この本のアマゾンでのレビューで密息がうまくいかなかったというのが多いです。
きっとうまくいかなかった人は、たぶん反り腰だったからではないでしょうか?
それと、パソコン作業を長い時間やっているため、いつもおなかに力が入ってしまい、固まったかどちらかと思います。
どうも密息という呼吸法は、着物を着ていた時代では当たり前の呼吸だったようです。
当たり前すぎて、文献にも載っていないとのことです。
現代の日本人は明治時代から洋服、靴などを西洋人の体型に合わせてきたので、腰が反ってしまっています。
また、腰が丸まっていると、姿勢が悪いと指摘されたりします。
この密息は、腰が丸まっていないとできません。
江戸時代の日本人の写真をみると、腰が反っている人は1人もいません。
さらに、着物です。
大きく呼吸すると、胸元がはだけたりして、着崩れするそうです。
なので、江戸時代までの日本人は、着崩れしないように呼吸を大きくしていなかったというのです。
なるほどなと思いました。
今でも納得する呼吸を行っていませんが、なぜ書いているのかというと、
明らかに施術に変化が出てきたからです。
私の施術スタイルは、検査して、動きの硬いところや筋肉に強い凝りがあるところを探し出して、それを柔らかくする技術を使い、姿勢を良くするというもの。
つまり毎回同じところを、同じ技術で施術にあたっているわけです。
ところが、今年の8月末から急に、施術する前に違和感を感じるようになったのです。
検査では異常がなかったところが、とても気になるのです。
これが、密息とは大体こんなものかな?と感じ、なんとなく、懐かしい気持ちになっていた時期でした。
懐かしい気持ち。
子供のころ実家の秋田で、川に入り、魚とりをして遊んでいたあのときの呼吸と似ています。
ゆっくりと、気付かれないように魚のすみかの、大木の下や、水草が生い茂っているところに近づいているときのあの感覚。
あの感覚がでてきてから、私の施術は変わったように思います。
腰痛でいらしたAさんを施術中、Aさんのみぞおちが、とても気になりました。
首のこりでいらしたBさんを施術中、Bさんの右足の薬指が、強烈に気になりました。
気にはなったのですが、そこは刺激せずに、施術を終えました。
するとその夜。
寝ていると、夢のなかで、Aさんのみぞおち、Bさんの右足の薬指が出てきて、目が覚めました。
次の日も、別のクライアントさんの体の箇所が気になり、夜目が覚めました。
寝られないので、気になったところを施術するようにしました。
施術する前の説明で、「腰の右と左の肩の動きが悪くなっていますので、ここだけ施術します」といって施術してるのですが、一見関係ないところをやるわけです。
すると、クライアントさんたちは、
「先生、ちょうど朝そこが痛かったんですよ」
「問診のときにいわなかったんですが、そこがもう何年も前から苦しかったんですよ」
との反応がありました。
(もしかして、密息して、相手の頭から足元まで全体を観ると、弱点を感じるかもしれない。昔の侍など命のやり取りをしていた人たちはこの方法で相手の急所を感じ、攻撃していたのかもしれない)
攻撃するのは、相手もやられたくないので、逃げたりかわされたりしますが、こと施術になると、相手はベッドに寝たままとなっているので、簡単に技をかけることができます。もちろん相手を痛めるようなことはしませんけどね。
私は、大野先生にメールしました。
大野朝行先生
お世話になっております。
先生から、
「密息という、息を吸ってるか吐いているかわからないように呼吸をして、相手の全体を観る」
と教えていただいてから、施術の場で実践しています。
すると、9月から不思議なことが起こりました。
クライアントさんの体の悪いところが、検査をしなくても、わかる、というか、
気になって仕方がないのです。
私の施術は、検査をして悪いところだけをやるという方針ですが、
今日来られた方を観ると、左の首が気になって仕方ないのです。
そこで、いつもやっていない、左首に施術しますと、
「今朝起きてから、左の首が痛かったんですよ」
と言われました。
他の方も、右太ももや、左足の小指等、気になるところを施術すると、
そこが、その方にとって、やってもらいたかったところでした。
他にも、気になるところを施術したら、離れた部位にある、
ずっと痛かったところが楽になったりするなどされています。
私の施術の技術が進歩したように思います。
ありがとうございます。
昔の侍や、命のやり取りをしていた人たちは、密息をしてぼんやり相手の全体を観ると、
弱点がわかるので行っていたのでしょうか?
大野先生から返信がきました。
気が見えるようになったのですね。
素晴らしいお便りありがとうございました。
名人は、皆密息をしているように、思います。
あとは、 密息をしていると、施術方法も、変わり進歩しますよ、
このお便りをフェイスブックにのせたいと思いますが、宜しいですか。
私の感想をフェイスブックに掲載する件は、もちろん了承させていただきました。
実は私は、気が見えるようにはなっていません。
ただ強烈に感じるだけです。
「感じる」ことを、先生の認識では「見える」と例えていらっしゃるのかもしれません。
どうでもよいように思うので、私は見える見えないには触れず、お陰様で整体のレベルが上がりました。ありがとうございます。と、感謝の返事をしました。
このような理由で、今は検査でひっかかったところプラス、私が感じたところを施術しています。
我慢するだけ回復が遅くなります。迷わず今、お電話ください。
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