練馬区大泉学園の整体・本格整体院高久 大泉学園店の高久です。
昨日、いつも整体の勉強ばかりしているから違う脳を刺激してみては、と知人からオペラに誘われて、ありがたく同行させていただきました。
場所は東京オペラシティで、京王線の初台駅と隣接されている劇場。
こんな近くにこんな素敵な場所があるのには驚きました。
実はオペラは初めてで、ちょっとドキドキしました。
演目は『サロメ』。
ストーリィーは島田荘司氏の小説で読んだことがあるので知っていました。
アトポス (講談社文庫) 島田 荘司 講談社 1996-10-14 |
知っている劇で良かったと思いました。
やはり舞台は迫力があります。
そして生演奏。
生演奏違いますね。
開演前の音合わせ。
人間が引いているんだと、実感します。
ぐちゃぐちゃな音ですが、緊張感が伝わってきます。
私は以前アマチュア演劇で役者をやっていたので、この開演前に、役者、演奏者、照明他スタッフの方々緊張されているんだろうな、と懐かしい気分も入り混じりました。
劇が始まりしばらくすると、隣の知人はもう寝ています。
日頃仕事で忙しいのに、休みを返上して誘ってくれたことに感謝しました。
さて、どうしても役者の立ち方や声の出し方に注目してしまいます。
王様の家来が4人、黙って立っていました。
1名を除き、軸がぶれてないのにはさすがだなと思いました。
整体的に観ても楽な立ち方をしていません。
私の経験からして、黙って立っているのが一番大変なのです。
ボ〜と立っているのでもなく、素に戻っているのでもなく、ある程度の緊張感を持続させたまま立つのは本当に大変なのです。
それをきちんとこなしている。
陰で相当の努力をされているのだなと思うのでした。
それとヒロイン。
もの凄い声量で、大きく美しく館内に響き渡ります。
立って声をだすのは普通ですが、
なんと、
うつ伏せになって体をひねっても同じ声を出されているのです。
肋骨を浮き上がらせてふくらまして声を出しています。
アレキサンダーテクニークの練習も相当積んだのだなと感じました。
家来の役と、ヒロインが印象に残りましたが、ここまでなるのに、
日頃から節制して声とボディを作り上げたのだなと思いを巡らせました。
いい加減な生活ではこのようにはなりません。
目の前で、良い役者になろうとして日頃から自己管理されている人間を間近で観れてうれしかったです。
私も、もっと自己管理を楽しくやろうと、五感が刺激されリフレッシュできた良い一日でした。 次の症例と日記へ