左膝が痛い、風邪がなかなか回復しない、(顎関節症・21歳女性)【症例】

練馬区からKさん(20代女性)がお見えになりました。

おとといから左膝が痛くなり、立っているのも大変だそうです。
また、風邪がなかなか治らなくて、さらに口を開けると左顎に痛みが走るそうです。
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確かに状態が、右に傾いていますので、左膝をかばっているように見えます。
前傾姿勢、いわゆる猫背っぽくなっています。これでは肺を圧迫して、風邪の経過も悪くなることでしょう。
顎関節に関しては諸説がいろいろとありますが、私は体の歪みの結果だと考えています。
さて、整体施術の前に、両膝がどのくらい曲がるのか検査をしました。
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痛くて左膝はこれ以上曲げることはできないようです。
「実は日本舞踊を習っていて、それがあさってなんです」
問診で、Kさんが言いました。
私は、
「日本舞踊の稽古に行きたいのですか?」
と訊きました。
「はい。でも左足に体重をかけると痛くて、稽古は無理みたいです」
稽古に行きたい。
治ったらしたい事がある人は、回復が早いです。
Kさんは回復が早いタイプのように思いました。
「風邪がなかなか治らなくて、おなかの調子も悪いんです」

まず風邪気味ですので、右足の三里というツボ刺激から入りました。
昔から風邪の施術は右足の三里と決まっています。
足の三里は胃腸のツボでもあります。
次に左膝の施術にとりかかり、最後に体のバランスをとる操法を行いました。
Photo_8前 → 後Photo_9

歩いてください、と伝えました。
Kさんは、すたすたと歩きます。
「あ、いたくないです!」
Kさんは、信じられない顔をされていました。

顎関節の調子を確認するため、口を大きくあけて頂きました。

「いたくないです」

明るい表情でした。

施術後に暗い不安な表情から、明るい爽やかな表情へ変わるクライアントさんを見るのは、何度見ても気持ちがいいものです。
施術後に、施術前後の写真を見ていただきました。
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施術前→施術後 Photo_11

見ると、前傾姿勢は改善されましたが、施術後の方が歪んでいるように見えます。久しぶりに左足に重心がかかった状態といえます。

私は、

「今の方が、歪んで見えますね」

と、Kさんに言いました。

するとKさんは、できなかった正座をしながら、

「あ、でも、最初は痛くて左足に体重をかけることはできませんでしたよ。今は全然大丈夫です」

さて、Kさんには、あさってまで走ったりするなど膝に負担のかかることはしないようにとアドバイスさせていただきました。

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