最後の講演会

去る10月14日(火)、石井裕之さんのラスト講演会に参加してきました。
会場は東京国際フォーラム ホールAで、5千人も入る大きなところです。
講演タイトルは『石井裕之アンプラグド~遺書~ 』。
この日だけは、ボクの本音を話します。と案内の紙に書かれていました。

石井裕之さんは、潜在意識のスペシャリストと言われている方です。
「心のブレーキの外し方」という著書がベストセラーになったことで知っている方も多いと思います。
石井さんですが、子供のころから自分は価値のない人間だと思っていて、どうしてまわりはみんな明るく楽しくやっているのに僕だけ楽しくやれないのか悩んでいたそうです。
幼稚園のころは先生に名前を呼ばれても返事もできなかったそうです。
また、中学のとき同級生ら がふざけて石井先生を生徒会長へ立候補させ、全校集会の立候補演説の とき、小さな声で「……い、いしいひろゆきです。………すみません」と いって壇上からおりたそうです。
その石井さんが、今では5千人の前で講演をしている。
ここまでどうやって変わったのだろうかと興味がありました。

石井さんに興味をもったのは、潜在意識の研究の第一人者だからです。
整体の勉強をしてると、出てくるのは潜在意識です。
整体創始者の野口晴哉(のぐちはるちか)先生は、
『潜在意識を変えなければ本当の意味で回復しない』
という意味のことを文章をのこされています。
整体協会には精神科医で心理学者のフロイトの本がたくさんありました。

私は2階席で、まわりはぎっしりとうまっていました。

さて、石井さんの講演内容を私なりにまとめてみました。
独断と偏見が入っていますので、参考にしてください。

石井さんの言葉で心に残ったこと。
「そのままでいいじゃない、今のままで頑張らなくてもいいじゃない、というのは僕はおかしいと思うんですよ!」

私は心の中で、そうだ、その通り、と言わずにいられませんでした。
よく「あなたはそのままでいいんですよ。いるだけで価値があるんですよ」といわれる方がいます。 相手と時と場合がありますが、実は私はこのような言葉に違和感を感じていました。
本人は現状を打開したくて苦しんでいるのに、そのままでいいというのはおかしいと思っていたのです。
私は体からアプローチをしますが、落ち込んでいる人や、やる気の無い人は呼吸が楽にできない人が多いです。
呼吸が楽にできる体になれば、行動しようという意欲が湧いてくるのを、多くの方を診させていただいてわかります。ですので、我田引水ながら、体からのアプローチをせずに心理状態だけを見て、そのままでいいというのは、ずいぶん乱暴な言葉だなと思っていました。

石井さんは、自分がここまで成長できた理由について、大きくふたつのことによるものだと話されていました。

1.「僕はまわりの人が期待する以上の人になる」
周りの人は、現状か、それより低いレベルで見ている。
今の自分と同じかそれ以下の期待しかしない。
周りの期待に応えるようにするとなぜいけないか。
自分は人並みになれるのだろうかと思うと潰されてしまうから。
そのためには自分に対して周囲以上に期待して戦え、頑張れと力説されてました。

2.「正直さ」
石井さんの言う正直さというのは、思ったことをそのまま言うのではありません。
石井さんがいっていた「正直さ」というは、「うまくいかないときに他人のせいにせず、自分の悪い面を見れるかどうか」ということでした。「悪いことが起きてるのは自分のせいなんですよ」うまくいかない人はいつも同じ失敗を繰り返している。 自分の悪い面を見るのはとても辛い作業ですね。
しかしこれをやらないと、 悪い現象が起こった際、他人のせいにしてしまう。はたまた悪いことが続くのは、名前のせいだとして、姓名判断などで自身の名前を変えてしまったりする。
しかし自分のことは見えないもの。
このためには、『自分に意地悪する人、批判する人の良い面を見るようにするようにしよう』ということですが、これはなかなか難しいと思います。 何か気になることがあったら、その出来事を紙に書いて、第三者的に眺めてみる方法がよく心理セラピストの間で行われています。

いい人についての石井さんの考え。
「よく「あの人はいい人だ」という人がいます。『あの人はいい人だ。なぜなら僕にこんなことをしてくれたから』とか自分にとって都合にいい人のことなんです。『いい人』というのは自分に対して批判や注意をしない人なんです」
批判や注意をする人の意見を客観的に聞くことが大事ということでしょうか。
特に成長と比例して影の部分が多くなる。いかにその影の部分を摘み取るか。そのためには自分を客観的に見るのが大事なのかもしれません。

・出来事に対しての考え方が大事。
その出来事が結果なのか、原因なのか。
結果ととらえるとウツになる。
原因ととらえると感謝に変わる。
石井さんは、読者の方を例にだして話をしました。病気で余命少ない方だそうです。詳しい内容は忘れましたが、病気になったのを結果と考えたら何度死のうかと思ったそうです。しかし、原因と考えたら家族や友人、知人など人の暖かさが分かって感謝に変わったそうです。
「よく前世が悪かったので現世が不幸になっている、とか言っている人がいます。ところが今の現世は来世をつくっているんですよ」 という言葉も印象的でした。
『信じるな、疑うな、確かめろ』をコンセプトにしている私はさっそく試しました。
確かに一見悪い現象でも、原因と考えるとプラスの方向になってきますね。このことがあったから、という思いに変わります。なにか工夫しようとか、こうしたら良くなるのでは、という考え方が湧いてきます。良くなる原因、という感覚です。

・『僕は、自分には価値が無い、でも何とかしたい、このままではダメだと思っている人が大好きです』

この言葉に私は、石井さんの人間臭さを強く感じました。

『人は変わらないんです。でも、成長はするんです』
バラはスミレにはなれないけど、タネから芽が出て花が咲くじゃないですか。という話に私は、深い言葉だと思うと同時に、やはり現場のセラピストだったのだなと思わずにはいられませんでした。

石井さんは、きっと自分がいい方向に変わっていくのが楽しくて、成長していかれたのだと思いました。やはり楽しくないと恨みしか残りませんし、第一続きませんからね。

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