こんにちは!
練馬区大泉学園の整体・本格整体院高久 大泉学園店の高久(たかく)です。
最近なぜか「施術院タカヒサさんでしょうか?」とのお電話をいただきますので仮名を振った次第です。
さて、2008年に最初の半身浴の記事を書きました。
当時はお湯に浸かって5分も持たなくて、ラストの方に、
「20分が今でも長く感じます」
と書きました。
ところが今では平気で20分浸かっています。ほとんど毎日です。
その方法は、前途した2時間も浴室で過ごされている、30代女性クライアント・Nさんに教えていただきました。
整体施術終了後、Nさんに、問いかけました。
「Nさん、半身浴されているんですよね?」
「はい」
「長く感じませんか?」
週2回を目標に半身浴をしていた私ですが、毎回長く感じて大変でした。
「別に…?」
と、え、どうしてですか?の表情。
つい、とても長く感じるんですよ、と白状すると、
「ああ、私本読んでますから」
という言葉が返ってきました。
「めくるの大変じゃないですか?」
「え、そうでもないですよ」
「ビニール袋にいれて、読まれてるんですよね?」
Nさんは、笑いながら、
「いれてないですよ。そのままです」
透明なビニールに入れて読んでいらっしゃるとおもったのですが、そのまま。
意外な返答。
本は汚れないのでしょうか?
「汚れませんか?」
「多少ヨレますが、そんなにでもないです」
「そうですか…」
そんなに傷まないようだ。
てっきり湯気などですぐボロボロになると思っていました。
「浴槽に、落としたことはありませんか?」
Nさんは、ゲラゲラと笑いながら、
「ありますあります、2回ほど」
何年も浴槽につかりながら本を読んで、落としたのは2回というのは、かなりの低確率です。
どんな本を読みますか、という話になって、推理小説ということになりました。
Nさんは東野圭吾さんのファンだそうで、私も何冊が読んで、『学生街の殺人』という作品が心にのこり、ドンデン返しについて話をしました。この作品はトリックよりも、事件解決後のそれぞれの登場人物の気持ちが胸を打ちました。最終章がなんとも素晴らしく、読後に切ない気持ちになってきて、それで印象に残っています。
学生街の殺人 (講談社文庫)
東野 圭吾
「私は『白夜行』や『どちらかが彼女を殺した』とか『私が彼を殺した』なんかが好きですね」
とNさん。
私は白夜行は読んでませんが、後の2作は読みました。
『どちらかが彼女を殺した』が先にでたのですが、さて犯人は誰だろうと読み進めていくと、明かされないまま終るのです。
そこで、ラスト当たりをもう一度読み、犯人の見当をつけてると、友人が、私とは別の人物を犯人だと指摘し、最初から読みなおした記憶があります。
正直、『どちらかが彼女を殺した』はパズルのようで、登場人物に感情移入できませんでした。また、あやふやな点があり、個人的には『私が彼を殺した』をお勧めします。こちらの方が、ストーリーがわかりやすく、登場人物に感情移入できて、最後までハラハラさせられました。
白夜行 (集英社文庫)
東野 圭吾
私が彼を殺した (講談社文庫)
東野 圭吾
この日から、さっそく半身浴を再開しました。
当時、私は12種類あると言われる人体の歪みのタイプを、もっとわかりやすくできないかと研究していました。(※現在は4種類に分けて施術しています)
当日来られたクライアントさんの体の歪みを、簡単にイラストに写し、動きが悪くなっている箇所の筋肉の流れを調べていました。
さて、その本ですが、すこし大きいです。
浴槽の蓋に、本とノートを乗せます。
そんなに時間が経たないうちに、天井から湯気が落ちてきて、本ににじみます。
あっけなく汚れてしまいました。
始めてすぐにこれでは、20分後大変なことになっているのが予想されます。
すぐに中止しました。
夏はいいのですが、この時期(冬)はまずいと感じました。(実は夏のほうがすぐ汗がでてくるので、汚れやすいです)
▼その本とはこちら
ノートも、やはり紙が薄いせいか、意外と簡単にヨレてくるのでした。
( ミステリーを読むことにしよう )
汚れてもいいように、大泉学園駅近くにある、ブックオフに足を運びました。
現在、ミステリーを読みながら半身浴をしています。