駅の階段で 骨盤矯正・28歳女性【症例】

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大泉学園駅の北口の階段を上っていると、見覚えのある人が下りてきた。

骨盤矯正を受けに来ていた山本ともみさん(仮名•28歳女性)である。

向こうも私に気づいたようである。目が合い、軽く会釈した。

「あれ〜先生、こんばんは!」

上りと下りを分けるバーに私が立ち止まると、向こうも立ち止まった。

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駅でクライアントさんと合うことがたまにあるが、普段着の私に気づく人はまれである。仕事は白衣だが、普段着は、くだけたファッションが多い。

今、彼女の立ち姿勢は、肋骨が上にあがり、股関節で地面をとらえている。

股関節で地面をとらえる感覚ができると、肋骨が上にあがり、ウェストが細くなるのだ。山本さんは、整体の状態を、体で覚えたようで、うれしかった。

「お、クビレしっかりキープしているじゃないですか」

山本さんは、笑いながら、

「はい、おかげ様で。ウェディングドレス着るのが楽しみです」

そう、結婚式でウェディングドレスを来た時に恥ずかしくない体になりたいと言っていたっけ。

「実は、明日結婚式なんですよ」

「ああ、そうだったよね! おめでとうございます」

私は自分のことのようにうれしかった。

同時に、山本さんがいらしたときのことを回想した。

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最初は、左の肩が痛くてお見えになった。

肩の状態がよくなると、

「ここって、骨盤矯正もやっているんですよね?」

「はい、やっていますよ。興味があるんですか?」

訊くと、結婚式を半年後に控え、プロポーションを良くしたいということだった。

「ウェディングドレスを着ると、クビレが目立つじゃないですか?なんとか細くしたいんですよね。できますかね?」

「山本さんの努力次第です。
うちではサプリメンとを販売しない代わりに、骨盤矯正の体操と、日常生活の座る・立つ・歩くを指導しています。
これらを、どこまで自分で体で覚えられるか、ですね」

そして、骨盤矯正お試しを受けて納得され、6回コースを申し込まれた。

山本さんは、いわゆる寸胴タイプで、お尻が下がっている状態だったが(猫背のような前傾姿勢に多い)、こちらの指導にまじめに取り組まれ、みるみる姿勢が良くなり、同時にクビレもでき、メリハリのあるプロポーションに変身された。

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「ずいぶん変わって、本当によかったです。あ、実は旦那が腰痛になってしまったんですよ」

「明日結婚式なのに、大変だね。骨盤矯正の体操やると、楽になるよ」

「教えます!でも診てもらいたいんで近いうちに連絡します」

私は礼をいってから、改札口にむかった。

足取りも、PASMOを取り出す動作も、いつもより快かった。

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